画像ファイルのドット密度(DPI)の変更方法のメモです。
はじめに
DPIとはDots Per Inchの略で、1インチに何ピクセルあるか(ドットの密度)を表します。
画像をディスプレイで見るだけなら考える必要はありません。しかし論文投稿時の予稿集用画像などはDPIを指定されていることがあるので、この場合はDPIを設定する必要があります。
ドット密度[dpi] = 画像の縦(横)のピクセル数 / 画像の縦(横)の印刷サイズ[inch] 画像の縦(横)の印刷サイズ[mm] = 画像の縦(横)のピクセル数 / ドット密度[dpi] * 25.4[mm/inch]
画像ファイルのDPIは、プロパティから確認することができます。
DPIの変更方法(Windowsの場合)
付属のペイントではDPIを変更できないので、何らかのソフトを使う必要があります。
Irfan View
Irfan Viewとは、フリーの画像ビューワーです。DPIを変更する機能があります。画像サイズを変更することもできます。
- ダウンロード先
- 日本語化方法
- DPIとサイズの変更方法
- Irfan Viewを起動
- 「ファイル」メニューから「一括変換 形式/名前」を選択
- 右上の欄から画像ファイルを選択し「追加」ボタンをクリック
- 「詳細設定を使用」にチェックを入れ、「詳細設定」ボタンをクリック
- 「DPIを指定」欄に任意の値を入力
- 「リサイズ」にチェックを入れ任意のサイズを指定し、「OK」ボタンをクリック
- ファイルの出力先などを設定し、「実行」ボタンをクリック
DPIの変更方法(Macの場合)
Preview
PreviewはMacにプリインストールされているソフトです。開けるファイルであれば下記の手順でサイズ変更できます。
- DPIとサイズの変更方法
- Previewでファイルを開く
- 「ツール」の「サイズ調整」をクリック
- 「解像度」を変更して、OKをクリック
convertコマンド
convertコマンドとは、ImageMagicをインストールする事で使用可能になるコマンドです。DPIの変更以外にも画像ファイルをEPSファイルに変換する際等に使えます。
- ImageMagicのインストール方法
- MacPortsでインストールできます
sudo port install ImageMagic
- DPIの変更方法
- terminalを開いて下記コマンドを入力する([horizontal]には横方向、[vertical]には縦方向のDPIを入力)
convert -density [horizontal]x[vertical] [Input File] [Output File]
参考資料
- DPIについて
おわりに
どっとつかれた