人に助けを頼むときに、気を付けたほうがいいことについて。
はじめに
私が所属している研究プロジェクトは他の研究室との共同研究で、うちはロボットを、共同研究先は画像処理をやっています。
普段は別の建物にいるんですが、今朝Slack(チャット)で、こんな連絡が来ました。
「ロボットが動かないんですが、見に来ていただけませんか?」
事前に状況を教えてください
このトラブルは問題なく解決できました。
しかし、最初の連絡のときにもっと詳しく状況を教えてもらえば、よりスムーズに解決したのではないかと思います。
連絡が来てから、頭の中でいろいろな可能性を検討するのですが、「動かない」だけでは考えられる原因が多すぎて困ってしまいます。
もちろん、「直接見てもらった方が早いじゃん」という意見も一理あるのですが。
これは、以前書いた記事の「初心者に教えることの難しさ」と似たような問題です。この場合、別の状況を想像してみると理解しやすくなるかもしれません。
もし逆の立場だったら
例として、「あなたがパソコンに詳しくて、友達にパソコンのトラブルを解決してほしいと頼まれた」状況を想像してみましょう。
事前に状況を教えてもらわない場合
友達「何もしてないのにパソコンが動かなくなった!助けて!」
こう言われたら、パソコンに詳しいあなたはどう答えるでしょうか。
あなた「オーケー。完全に理解した(わかってない)。」
あなた「まず聞きたいんだけど、、、電源ケーブルはコンセントに刺さってる?」
事前に状況を教えてもらう場合
友達「パソコンに○○○をインストールして起動したら、なんか青い画面になって動かないんだけど、どうしたらいいのん? あ、画面の写メ撮ったから送るわ」
あなた「オーケー。ちょっと調べてみる」
わかる範囲でいいので状況を教えてもらえれば、少なくとも「電源ケーブルが刺さってないんじゃないか」というような可能性を考えなくてもいいので助かるんです。
おわりに
相手の立場になって考えるのはとても難しいですね。トラブルが発生して余裕がないときは特に。