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kengo700のナレッジベース

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KeePassによるサーバーへの自動ログイン方法(Tera Term、WinSCP)

KeePassの自動入力機能をカスタマイズして、Tera TermとWinSCPでサーバーに自動ログインする方法を紹介します。

はじめに

下記の記事で紹介したように、パスワード管理ソフトKeePassには強力な自動入力機能があります。

kengo700.hatenablog.com

この機能はデフォルトでは下記のような動作をします。

  1. パスワードのデータベースから、選択中のウィンドウのタイトルに一致する「タイトル」を検索
  2. 選択中の欄に「ユーザ名」のデータを入力し「Tab」キーを入力(次の欄へ移動)
  3. 「パスワード」のデータを入力し「Enter」キーを入力

これをカスタマイズして、サーバーへ自動ログインする方法を紹介します。

Tera Termの場合

Tera Termでサーバーにログインするには、下記の手順が必要です。

  1. 「ホスト」欄にIPアドレス、「ポート」欄にポート番号を入力
  2. 「OK」ボタンをクリック
  3. 「ユーザ名」と「パスフレーズ」を入力
  4. 「OK」ボタンをクリック

f:id:kengo700:20160328164310p:plain:w400

f:id:kengo700:20160328164421p:plain:w400

ログイン用カスタマイズ

これらの作業を自動化するために、下図のようなKeePassのデータを作成します。

  • タイトル:適当に
  • ユーザ名:ログインするアカウント名
  • パスワード:ログイン用のパスワード
  • URL:IPアドレス
  • 備考:ポート番号

f:id:kengo700:20160328164509p:plain:w400

さらに「自動入力」タブで「カスタムシーケンス」を作成します。

  • 対象のウィンドウ:Tera Term*
  • カスタムキーストロークを使用:{URL}{TAB}{TAB}{TAB}{Notes}{ENTER}{DELAY 400}{DELAY=100}{USERNAME}{TAB}{PASSWORD}{ENTER}

※{DELAY 400}は400ms停止、{DELAY=100}はキー入力スピードを遅くするコマンドです

f:id:kengo700:20160328164554p:plain:w400

自動ログイン方法

上記設定を行った後は、下記手順によって自動ログインすることができます。

  1. KeePassのデータベースファイルを開く
  2. Tera Termを起動し、「ホスト」欄にカーソルを置く
  3. 「Ctrl」キー + 「Alt」キー + 「A」キーを押す
  4. 対応するデータが複数ある場合は選択ウィンドウが表示されるので、任意のデータをクリックする

f:id:kengo700:20160328162433g:plain

もしうまく入力されない場合は、前述の「DELAY」コマンドの値を調整してみてください。

WinSCPの場合

WinSCPでサーバーにログインする場合は、下記の手順が必要です。

  1. 「ホスト名」「ポート番号」「ユーザ名」および「パスワード」を入力
  2. 「ログイン」をクリック

f:id:kengo700:20160328164645p:plain:w400

※WinSCPにログイン情報を保存することができますが、ここではすべての情報をKeePassのデータベースに保存することにします。

ログイン用カスタマイズ

これらの作業を自動化するために、下記のようなデータベースを作成します(Tera Term用に作成したものがあれば、新たに作成する必要はありません)。

  • タイトル:適当に
  • ユーザ名:ログインするアカウント名
  • パスワード:ログイン用のパスワード
  • URL:IPアドレス
  • 備考:ポート番号

「自動入力」タブで「カスタムシーケンス」を作成します。

  • 対象のウィンドウ:*WinSCP
  • カスタムキーストロークを使用:{URL}{TAB}{Notes}{TAB}{USERNAME}{TAB}{PASSWORD}{ENTER}

f:id:kengo700:20160328164715p:plain:w400

自動ログイン方法

上記設定を行った後は、下記手順によって自動ログインすることができます。

  1. KeePass のデータベースファイルを開く
  2. WinSCPを起動し、「ホスト名」にカーソルを置く
  3. 「Ctrl」キー + 「Alt」キー + 「A」キーを押す
  4. 対応するデータが複数ある場合は選択ウィンドウが表示されるので、任意のデータをクリックする

f:id:kengo700:20160328164013g:plain

もしうまく入力されない場合は、「DELAY」コマンド挿入してみてください。

おわりに

ちゃかちゃかと自動的に入力されるのがたまらん