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kengo700のナレッジベース

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研究のプレゼンはダサい方がいい(ダサくてわかりやすい発表資料の作り方)

研究発表に適したプレゼンテーションについて。

はじめに

下記の記事について、賛同できる部分が多いのですが、一部賛同できない意見があります。特に「デフォルトのパーツを全部消す」という部分には反対です。

hitode909.hatenablog.com

研究発表に適したプレゼンについて

記事のコメントにもあるように、どんなプレゼンが望ましいかはTPO・状況次第です。

最近はYouTubeやTEDでかっこよくておしゃれなプレゼンがいくらでも見れて、真似したくなってしまいますが、こと研究のプレゼンに関しては、むしろダサい方がいいと私は思います。

別にダサくてもすべっても迫力がなくても、研究内容が伝わればOKです。

プレゼンの演出ではなく、研究の中身で聴衆を驚かせましょう。

あと個人的には派手なプレゼンは好きなのですが、それを何個も何個も見るのは疲れてしまいます。研究発表では落ち着いたプレゼンの方が、研究内容に集中できて助かります。

ダサくてわかりやすい発表資料の作り方

初心者向けのフォーマット

特に学生で、あまりプレゼンの経験がない場合は、一定のフォーマットで統一したほうがいいでしょう。慣れないうちは色々と工夫したスライドを作るのも大変ですから。

また一定のフォーマットであれば、聞いている人が次にどこを見ればいいかわかりやすいので、非常に聞きやすいプレゼンになります。

私のおすすめは、下図のようなフォーマットです。

f:id:kengo700:20160220191113p:plain:w600

新しいページを作ると出てくる「箇条書きテンプレート」は消してはいけません。理由は次の節で説明します。

「このスライドで言いたいこと」の文章はできるだけ簡潔に、2行以内に抑えましょう。3行以上になる場合は、複数のスライドに分けたほうがいいです。

また、プレゼンに慣れてきて自分の言葉で説明できるようになったら、「このスライドで言いたいこと」は消した方がいいと思います。できる限りシンプルなスライドにしましょう。

「プレースホルダ」機能を使って書式を統一する

新しいページを作ると出てくる箇条書きテンプレートやタイトル入力欄は「プレースホルダ」といい、ただのテキストボックスではありません。

プレースホルダを使うと、自分でテキストボックスを挿入するのに比べて下記の利点があります。

  • 発表資料に統一感がでる
    • 文字の位置やフォントサイズなどを簡単に揃えることができるため
  • 「アウトライン」機能を使って編集することができる
    • 詳しくは次節
  • 書式などを一括で変更することができる
    • 「スライドマスター」機能

特にスライドの統一感は、思った以上に重要です。スライドの文字や図の位置が無意味にずれていたり誤字脱字があるというのは、派手とかダサいとかいう以前の問題です。

そして自分でテキストボックスを挿入すると、文字のサイズや位置を揃えるのが非常に大変になります。

プレースホルダの場合は、位置やサイズを変えたり削除してしまっても、「リセット」をクリックすると現在のスライドのプレースホルダの配置、サイズおよび書式を復元することができます(下図)。

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プレースホルダの使い方については、下記ページなどがわかりやすいと思います。

また、書式などを一括変換する「スライドマスター」機能については下記ページなどを参照ください。

「アウトライン」機能を使って大まかなストーリーを作る

すこし応用的な機能ですが、「アウトライン」機能を使うとプレースホルダ内の文字を簡単に編集することができます。

「表示」タブの「アウトライン表示」をクリックすると、左側にプレースホルダ内の文字だけが表示されます。

このアウトラインでは、「Enter」キーで新しいスライド、「Tab」キーで次のプレースホルダに移動など、キーボード操作による編集がやり易いので、下図のように高速にスライドのガワを作ることができます。

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この機能を使って始めに大まかなストーリーを作り、後から図やグラフを加えていくと、スムーズにスライドを作ることができると思います。

アウトライン機能について詳しくは、下記ページなどを参照ください。

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おわりに

プレゼンの演出ではなく、研究の中身で聴衆を驚かせましょう。